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BCSA 実践活用例

第10回 BCSA活用インタビュー

社会人ですら苦労していることを体系的に理解でき、教える側も助かっています。
〜専門学校ITカレッジ沖縄〜


第10回の今回は、に昼間部の学生と全職員の皆様にBCSAの活用をいただいております、専門学校ITカレッジ沖縄様にお話を伺いました。今回の導入は、BCSA(事前判定)→トレーニング→BCSA(終了判定)というサンドイッチ形式のカリキュラムが特徴です。

 

インタビューにご協力いただきました事務局長の屋宜宣秀様、学科長の大舛直彦様、講師の増渕智奈様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

専門学校ITカレッジ沖縄  
4年もいらない!即戦力として、企業に求められる人材へ
【ホームページ】 http://www.it-college.ac.jp

 
御校についてご案内ください。
【屋宜 様】
専門学校ITカレッジ沖縄は平成14年に開校し,今年で開校9年目を迎える比較的新しい学校です。学生数は全体で200名弱と小さいですが,企業から高い評価を受けている専門学校です。メインとなる学科はエンジニア科で、コンピュータのエンジニアを育成するシステムコースとネットワークセキュリティーコースの2つからなります。新設のクリエイター科は,ヴィジュアルデザイン,Webデザイン,サウンドコンテンツの3つの専攻があり,新時代のクリエイターを育成しております。
そして,畑違いではあるのですが,公務員ビジネス科を開設しています。公務員の試験対策と並行して,コンピュータ関連に強い人材を育成するという狙いがあります。以上の3学科は昼間部の学科になります。
夜間部では,1年間で学ぶ夜間エンジニア科があります。ここでは、社会人や大学・短大を卒業した方が,資格取得を目標としている方が多いですね。

事務局長
 屋宜 宣秀 様

今回BCSAを活用くださいました背景について

【屋宜 様】
昨今の激動の社会状況で,就職活動も厳しさを増し,企業が学生に求める要求も高くなっていることをひしひしと感じます。特にコミュニケーション能力は,新卒者採用で最も企業に求められる力なので,その向上が専門学校の使命である「よりよい就職」に学生を導く最短距離であると確信しています。

 

【大舛 様】

「コミュニケーション能力」と一言で言っても,これまでのコミュニケーションのトレーニングは,能力の定義がまちまちで,テキストも書いてあることはなるほど素晴らしいのですが,そもそも我々社会人ですら苦労していることを学生に求めるのは,正直なところ難しいと思っておりました。 BCSAはそれまでのトレーニングメソッドと違い,ビジネスシーンにおけるコミュニケーションというフレームをコンパクトに体系化し,それを明確にスキルとして捉え,実践/判定しているので,学生にとても理解し易く,本校の教育方針である「わかるよりできる」とも合致しており,教える側も大変助かっています。

導入までの流れについて教えていただけますか。
【大舛 様】
上記のような問題を抱えていたところ,開校当初よりサポートしていただいているCompTIA日本支局からの紹介でBCSAを知りました。まずは全職員に受験してもらい,それぞれ判定シートを持った上で,担当講師からレクチャーとトレーニングを行い,共通のフレームワークを形成しました。その上で昼間部の全学生を対象に,BCSA(事前判定)→トレーニング→BCSA(終了判定)というサンドイッチ形式のカリキュラムを作成し導入しました。
どのようなカリキュラム(講義)内容でいらっしゃいますか。

 

【増渕 様】
大まかな流れとケースタディに関しては「対話力を伸ばす ビジネスコミュニケーション講座」(日経BPソフトプレス)を参考にして作成いたしました。テキストはBCSA活用ハンドブック(株式会社アイ・シー・イー)を使用しております。
テキストの内容をワークショップ形式で学習することにより,BCSAの3本の柱である「信頼性」,「共感性」,「理論性」が自ずと理解できてきます。また,本校学生の苦手な部分を伸ばすよう、発声練習や表情のトレーニングなどオリジナルレッスンも加えて講義を行っております。講師としては教えることよりも学生の「気づき」のサポートをすることを心がけております。

笑顔を作るトレーニング中・・

導入をされての効果や、学生の印象に変化はありますか。

 

【増渕 様】
高得点を取った学生が必ずしも能力が高いわけではないのですが,点数が低い学生はやはり,何らかの問題をかかえているようです。担任の先生方も学生が問題をかかえていることは理解していても的確なアドバイスをすることがこれまでは難しかったように思われます。BCSAという共通の基盤を共有することにより対学生だけではなく,先生方のコミュニケーションも円滑になったように思われます。

講師
増渕 智奈 様

【大舛 様】
私が担当しているエンジニア科では,コミュニケーションに苦手意識を持っている学生が,毎年一定数入学してくるのですが,受講前のレーダーチャートとトレーニング後のレーダーチャートを比較して一回り大きくなっていることが,本人の自信につながり,以前よりも堂々と発言できるようになっていました。また最初から高得点をとっていた学生も,受講後は根拠を筋道立てて述べられるようになったのも大きな成果です。

今後について教えてください

【屋宜 様】
BCSAを受講した学生が,就職先の企業から高い評価をいただくことを確信しております。社会は大変激動しておりますが,このような時代だからこそ,若くて能力がある人材がより必要とされているのでしょう。ITカレッジ沖縄ではそのような社会の要請に応えるために,職員一丸となって,より素晴らしい人材を輩出していきますので,これからも皆様のお力添えを宜しくお願いします。


 
お忙しい中、ご協力ありがとうございました。
 
 

BCSA推進協議会より
先生方がコミュニケーションの共通のスキル軸を持つことにより、特定の学生のコミュニケーション力を引き出す場合に、どの先生が対応したとしても、ぶれることなくそして漠然としたものではなく、論理的にアドバイスができるようになることが、教える側の皆様のメリットです。先生方のコミュニケーションにも効果が表れていることは、良い副産物ですね。